前世療法の視点から、自分より劣った人を受け止める方法

【質問】

私には妹がいるのですが、発達障害の傾向があるのか、何をしても、能力が低く、
小さいころから足手まといでした。このため、私は妹をうっとうしく感じてきました。
自分より劣った人の面倒をみるというストレスをどのように乗り越えればよいのでしょうか?


【回答】

兄弟姉妹や親子など切っても切れない縁者の中に、障害者、精神遅滞、人格障害、先天性疾患、ダウン症、重度の精神疾患、難病といった人物がいるという家系、家族のめぐり合わせに自分が生まれついたのは、決して偶然ではありません。この世でめぐりあう人の縁は、すべて、自分自身が引き寄せたものです。それは、前世の人の縁なのです。人は誰でも前世での貸し借りがあります。因果応報があります。前世で人に迷惑をかけてしまったら、今生では、同じ分だけ自分に苦労が戻ってくるのです。自分の身の回りに配置されるすべての人の縁は、その意味では、自業自得であって、誰を責めることもできません。それでは、このような苦難が実際に自分の身の上にあるとき、どう対処し、どう乗り越えればよいのでしょうか。それは、私たち魂がこの世に生まれ出てきて、生まれ変わりしている真の目的を考えたら、おのずからすっきりとわかってきます。魂は、進化し続けるために存在しています。永遠に進化していくのです。


人間の中にある神なる部分を磨いているのです。それは、学問、芸術、宗教といった文化とよばれるものを介して、真善美や愛を会得、実践していく中で達成されます。魂を磨くというのは、このことであって、いかなるレベルの人でも、この目的があるから、この世に生まれてきています幼稚園から大学生までの学校でたとえるなら、まっとうな社会人として自立できている魂が、大学生レベルの魂だとすれば、障害をもっている人の魂は、小学生や幼稚園児の段階にあることも多いです。それらの魂もまた、毎回の生まれ変わりの中で少しでも、向上したいと念願して一度きりのその人生を精一杯生きるために生まれてくるのです。しかし、幼稚園児には、自分のことは自分でするといった能力が不足し、大人が導いて保護し、育ててあげる必要があります。身内の中に、問題の多い人がいるというのは、その家族構成員の一人一人が、少しずつ協力しあって、その幼い魂を育て、成長させてあげるという、お役目を神様から頂いているということなのです。


妹さんは、苦しみながらも、自分なりに少しでも状況をよくしようとがんばっておられるのかもしれません。しかし、妹さん一人ではできることにも限度があります。妹さんの相談に乗ることからでも、あなたが、かかわって少しでも、負担を支えてあげることから、この問題にむきあうことが大切です。あなたも、妹さんの幼い魂を育て、少しでも自立できるように、さまざまなかかわりの中で、自分の魂の修業も達成されるので、自分の開運にも直結していくのです。めんどうなことそのものが、あなたにとって、魂の修業であり、開運につながっている行動といえるのです。そもそも、妹さんとあなたが姉妹の縁で結ばれるには、結ばれるだけの前世の因果応報があるのです。今生、あなたが妹さんからみて、保護してくれる存在としての立ち場に生まれてきたのがその証です。つまり、あなたは、前世の因果ゆえに、妹さんになんらかの保護を与えるという縁があるのです。


あなたにとって、妹を愛するというのが学びです。つまり、その存在を許し、慈しみ、できることを何かしてあげて、助けてあげ、守ってあげることが学びとなっているのです。あなたの魂が生まれる前に計画してきた修業カリキュラムなのです。もちろん、自分自身の人生を犠牲にしてまで、妹に尽くすという話をしているのではないです。自分を犠牲にしなくても、絆を大切にして、自分にできることはしてあげられるはずです。晩年になって、「私は何もしてあげられなかった」という後悔を残すことがあれば、その後悔の深さと同じだけ、来世に、同様の試練を受けることになるでしょう。これは表面意識が自覚してなくても魂レベルでわかっているのです。低いレベルの魂を少しでも高いレベルに育てていくこと、これは、神様が最も願っておられることがらです。身内に障害のあるような人物がいるのは、神様から大切なお役目を頂いたとも考えられることなのです。


江戸時代などは、障害児が生まれると、「福の神が生まれた」とのりなおしして、皆で大事にしたそうです。障害児や問題のある子は、一定の割合で生まれ、誰かがそれを育てなければならない。だからこそ、このようにのりなおしたのです。発達障害が重度であれば、社会性が欠如して、一人でなにもできないケースもあります。周囲のサポートがなければ、生涯をまっとうできません。支えて頂くことで一段でも二段でも成長し、来世は少し進歩して生まれてくるのです。彼らを支えることで、支えている人もまた徳分を積み、魂を磨いて成長できているのです。あなたを守っておられる守護霊様や神仏の御心は、あなたに、愛を実践してほしいということにあるのです。人に愛をむけて、愛を出すと愛が別のところから戻ってきます。出したものが戻ってきて、結果的に自分が幸せになります。


あなたから見て、妹さんは愛するに足らない存在だったかもしれません。しかし、宇宙創造主の神様から見ればすべて、かわいい子供たちです。より磨かれた魂は兄や姉であり、劣った幼い魂は末っ子のようなものです。父母である神様は、兄や姉が、幼い末っ子のめんどうをみてほしい、守ってやってほしい、育ててあげてほしい、そのように願っておられます。父母の気持ちを汲んで、がんばってくれる兄や姉には、父母は格別に愛情を注いで、大切にしてくれるものです。自分より劣った存在、低レベルの存在にこそ、愛をむけること、それが、神様のいちばんの願いでもあります。そういった神仏の御心を組んで、あなたが身の回りの存在とむきあい、許しがたきを許し、愛するに困難な身内にも慈悲の心をむけるとき、これまで動かなかったあなた自身の運命の歯車も好転の方向に動き始めることでしょう。
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