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日本でキリスト教があまり広まっていない理由

日本のキリスト教徒がなぜ、1%を超えることができないのか、
それは、神道という日本の伝統宗教が大きく影響しています。
神道を熱心に信じていなくても、日本民族にしみこんでいる伝統的な
神の概念が、キリスト教の普及には大きな障害となってきたのかもしれません。


日本の神道では八百万の神々というように、神は一神ではありません。
天御中主(あめのみなかぬし)大神や天照大御神(あまてらすおおみかみ)といった
中心の神様がいても、それ以外に多数の働きや役割をもった神様がいるのが日本です。


キリスト教のイエスやゴッドもまた、八百万の神の一柱に数えられてしまうのです。
そうなると、あとは現世利益があるかないかなど非常にシビアな部分を日本人は見てきます。
戦後にたくさんの新興宗教が生まれて、それがものすごい信者数を獲得していったのに、
キリスト教は伸びていきませんでした。


教派神道とよばれる神道系新興宗教や、日蓮宗系統の仏教系新興宗教は、
先祖供養や霊の救済にはじまり、現世利益を強く押し出して布教していきました。
これに対して、イエスの教える「天に宝を積む」道は、ある意味で厳しい側面があったのかもしれません。


この世の苦しみを解決することを捨てて、ひたすら心の救済を説くキリスト教は
日本人にとって実利的ではなかったのかもしれないのです。
日本でインテリ層を中心にしてしかキリスト教が広まらなかったのは、インテリ層が富裕層であり、
現実社会においてすでに物質的に、衣食住が満たされている層だったからだともいえるかもしれません。


実際にはクリスチャンにも寛容な精神がある宗派もあれば、慈善活動に熱心な宗派もあります。
また、職業の中で信仰的に生きる道を説く宗派もあるのです。
日本古来の神道や日本仏教と比較してのことであろうと思われます。


 

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